粉本稿


粉本稿

【読み】ふんぽんこう

  • 大型本、全25丁、図絵43図
  • 栗盛記念図書館蔵

編集中
【図絵集】
 旅に身を投じた真澄が29歳の頃から描きためた諸国の民俗写生、スケッチ集。
収載の範囲は美濃(岐阜県)、信濃(長野県)、越後(新潟県)、出羽(秋田県)、陸奥(岩手県)。

 粉本(下書きの意)を冠しているように、草稿でありこれを元にして日記の図絵を清書している。
人に公表する目的ではないスケッチ帳なれど、荒削りなタッチながら真澄の持つ観察眼の片鱗が見て取れる。

 現在は大館市立 栗盛記念図書館にて収蔵され、菅江真澄著作集とし公式サイトにてPDFが閲覧可能となっている。

関連リンク

◆収録資料

菅江真澄全集第九巻 民俗・考古図

/菅江真澄著 内田武志・宮本常一翻訳

・菅江真澄民俗図絵

/内田ハチ編/岩崎美術社

大館市立 栗盛記念図書館HP 菅江真澄著作集

・菅江真澄未刊文献集卷二


最終更新:2023/2/9