ひなの遊び


ひなの遊び

【読み】ひなのあそび

【原題】夷金奴安装婢

  • 小型本全40丁、絵41図
  • 明徳館本、辻家蔵
引用:国立国会図書館 秋田叢書別集第3
引用:国立国会図書館 秋田叢書別集第3

【日記】
 文化6年(1809)7月~9月。
南秋田郡五城目付近を巡遊する。
盆踊りをみたり古寺、旧家の由緒などを記す。
五城目は番楽の盛んな地域であり、文中にて『番楽舞踏』と、題して歌の歌詞を網羅して特集している。

 タイトルの由来は秋田の山里で番楽のことを『あそび』と呼び、転じて『田舎楽(ヒナノアソビ)』としたと《筆のまにまに》で述懐している。

 挿絵の一部に真澄と親交のあった五十嵐嵐児が寄稿しており、『盆おどり』『宇賀の玉』の2枚が掲載されている。

特に『盆おどり』は人物画を苦手とした真澄の代わりに盆踊りに興じる人々を伸びやかな描線で表現している。

 また文中に同じく親交があった俳人、吉川五明の句を引用する。


日記の道程・文化7年(1809)

関連リンク

◆収録資料

菅江真澄大全集第四巻 日記

/菅江真澄著 内田武志・宮本常一翻訳

・菅江真澄読本4/田口昌樹 著

・菅江真澄遊覧記第5巻

/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳

国立国会図書館デジタルコレクション

秋田叢書 別集第3


最終更新:2023/3/4