花の出羽路 秋田郡


花の出羽路 秋田郡

【読み】はなのいでわじ あきたぐん

  • 大型本、 全14丁、断章
  • 平野政吉氏蔵

【地誌】
  文化10年(1813)春。
 この年から出羽六郡の地誌を編むことになり、まず秋田郡から着手した。

 目次『花の出羽路の目』と題して、先年の日記《勝手の雄弓》《月のおろちね水の面影あさひ川・おもの浦風》などをあげている。
 出羽六郡の地誌を体系化し、『出羽路三部作』の一つとして当誌は秋田郡と山本郡を含んだ内容となっているが、上記の5冊の日記を盛り込んでいるため日記体としての内容が色濃い。

関連リンク

◆参考資料

菅江真澄大全集第八巻 地誌Ⅳ

/菅江真澄著 内田武志・宮本常一翻訳

・菅江真澄遊覧記第1巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一編著

・秋田叢書第12巻に『別本花の出羽路』として掲載。

なお《花の出羽路 秋田郡》と題した一冊も別にあるが、それは後年の編集とされる(菅江真澄遊覧記第5巻)。


最終更新:2024/3/4