藁大蛇


藁大蛇

【わらおろち】

【習俗】

黒渕の藁大蛇(由利本荘市)
黒渕の藁大蛇(由利本荘市)

 集落の出入口の境に、注連縄の端に蛇を模した頭部と尾を繋げて空中に張り、悪霊や疫病の侵入を防ぐ魔除けとしたもの。道祖神、もしくは道切りの一種とも捉えられる。

 

 秋田県では東由利地域に多く見られる形態だが、逆に同地域での人形道祖神の姿が見受けられない。

由利本荘市東由利舟内場にて
由利本荘市東由利舟内場にて

 現在では集落上下に木柱を建て、縄を結び下に安全祈願をする御札が掲げた簡略化されたものが増えている。


関連リンク

◆参考文献
・各種説明板


最終更新:2023/3/1