鳥坂のイモ神様


とりさかのいもがみさま

北秋田市阿仁幸屋鳥坂

 

最終更新:2023/3/2

手を合わせてから掃除して帰りました


🖌菅江真澄の道
  • 来訪:文化2年(1805)8月
  • 年齢:52歳
  • 書名:みかべのよろい
  • 形式:日記

真澄記:8月15日

 岩ノ目沢を出て、紫芋(いも)の形をした大きな石が立っており、モガサ(天然痘)を祈る石神として崇めている。

お顔はとぼけているが…
 国道105号線から旧鳥坂集落に入り、内陸線沿いの空き地を見ると小さな祠が建っている。
『イモ神様』と呼ばれ、膝丈ほどのダルマ型の石にうっすらと顔が描かれている。

 寛文年間(1661~1673)、阿仁に天然痘が流行した時、この地の名僧と馳せた念心和尚が鳥坂川原にあった不思議な石を諏訪神社のそばに据え、モガサ(疱瘡=天然痘)の神として奉られた。

 昔はいかに疱瘡が閉ざされた村社会にとって脅威だあったかが窺える。
標柱
⊞ イモ神様(資料より)

 

 寛文年間(1661~1673)、阿仁に天然痘が流行した時、この地の名僧と馳せた念心和尚が鳥坂川原にあった不思議な石を諏訪神社のそばに据え、いも神様とした。

 

モガサ(疱瘡=天然痘)の神。

 


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アクセス

  • 駐車場:なし
  • 案内板:なし
  • トイレ:なし
  • 備考:現在敷地内侵入禁止

関連リンク


◆参考文献

・菅江真澄遊覧記第4巻

/菅江真澄 内田武志 宮本常一編訳

・菅江真澄の道ガイド/田口昌樹
国立国会図書館デジタルコレクション

秋田叢書別集第3

・真澄紀行/菅江真澄資料センター


取材日:2017/5/29