手這坂 桃源郷


てはいざか とうげんきょう

八峰町峰浜水沢手這坂

 

最終更新:2024/1/26

冒頭のひとこと


🖌菅江真澄の道
  • 来訪:文化3年(1807)4月
  • 年齢:53歳
  • 書名:おがらの滝
  • 形式:日記、図絵
  • 詠歌:ここに誰 世々咲く桃に かくろひて おくゆかしけに 栖めるひと村

真澄記:4月9日

『大窪平(大久保岱)から手這坂に出た。

家が4、5軒川岸にあるのが見えた。坂の上から眺めると、昔 仙人が山の奥深く、清流の岸辺に庵を結び隠れ住んだという中国の桃源郷のように思われ、和歌を詠んだ。』

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『大窪平(大久保岱)から手這坂に出た。

家が4、5軒川岸にあるのが見えた。坂の上から眺めると、昔 仙人が山の奥深く、清流の岸辺に庵を結び隠れ住んだという中国の桃源郷のように思われ、和歌を詠んだ。』

⊞ もうひとつの手這坂

 茨城県真壁郡筑波山の東麓にも手這坂がある。

永禄12年(1569)10月24日、

秋田初代藩主・佐竹義宣の父、義重と小田城主・小田氏治とが筑波山を越えて手這坂で合戦となった。

これを『手這坂の合戦』といい、佐竹方が勝利し常陸一円に覇をとなえる基礎ができた。

桃源郷(Wikipedia)

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📍 説明板データ

 ここに誰 世々咲く桃に かくろひて おくゆかしけに 栖めるひと村  菅江真澄

 文化4年(1807)4月9日、真澄は大窪平(大久保岱)から手這坂に出た。

家が4・5軒川岸にあるのが見えた。坂の上から眺めると、昔 仙人が山の奥深く、清流の岸辺に庵を結び隠れ住んだという中国の桃源郷のように思われ、この和歌を詠んだ。

平成2(1990)年10月

 あ


ブナの森公園

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 平成9年に自神山地の世界自然遺産地域に隣接して整備された。

 白神山地内には許可なく入山できないが、 この公園内にも樹齢300年を超えるブナやミズナラなどの天然林があり、世界遺産地域の自然環境と同等の雰囲気を味わえる。

水沢ダム

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 水沢川河口からおよそ12km地点(相萩沢合流地点下流)に位置しており、防災・かんがいダムの中では、県内一の規模を誇る。



アクセス

  • 駐車場:なし
  • 案内板:あり
  • トイレ:ブナの森公園にあり
  • 備考:居住者あり

関連リンク


◆参考文献

・菅江真澄遊覧記第4巻

/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳

・国立国会図書館デジタルコレクション

・秋田叢書 別集 第3巻

・真澄紀行/菅江真澄資料センター

・各種説明板


取材日:2017/5/5