田植えの祝


田植えの祝

【たうえのいわい】

【習俗】


 昔、田植えの日には初聟(婿)にこの草の広葉の上に飯を山盛りとし、しきりにせめながら食べさせる。初嫁には、草の細茎(クジャクシダ)のやわらかいところを折って添え、その箸で食べろと大勢の早乙女に勧められる。

困ってしまい、手を合わせて謝ると、それでは代わりに酒を飲めとたくさん飲ませられる。酔った二人を野原に寝かせて、みなは家に帰ってゆく、


…これを田植えの祝としたが、今はこのような風習はなく、行き交う人に泥苗を投げつけるのを祝うと言っている。

おがらの滝


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◆参考書籍

・菅江真澄全集第

・菅江真澄遊覧記第 巻

/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳

国立国会図書館デジタルコレクション

・秋田叢書 巻

・真澄紀行/菅江真澄資料センター
・各種標柱・説明板


最終更新:2024/3/11