能代役七夕

能代役七夕

のしろやくたなばた(ねぶながし)

能代市街地

 

最終更新:2024/1/28

冒頭のひとこと


🏯祭り
  • 祭日:8月
  • 1日:鎮守日吉神社祈願、会所開き
    • 6〜7日:灯籠曳き回し
    • 7日(夕方):鯱流し
  • 巡行:能代市街地
  • 人員:各丁150人超(田楽、囃子含む)
  • 奉納社:日吉神社
見出し

 能代の七夕行事は『ねぶながし(眠り流し)』とも呼ばれ、
7月の七夕祭りに灯籠を川に流し悪霊を流し去る行事であったが、蝋燭が庶民にも安価で入手できるようになってから現在のような町を引き回す灯籠へと変化していった。

 明治時代に入り『役七夕』の呼称が使われて、灯籠が城郭型に大型化していった。

⊞ 五町組

 役七夕を運行する町組は大きく5つに分けて組織される。

  • 大町組(おおまち)
  • 上町組(かんまち)
  • 萬町組(あらまち)
  • 清助町組(せいすけまち)
  • 柳町組(やなぎまち)

 

五町には『親丁』があり、下部にそれぞれ『枝丁』が編成される。

これらの組織を『若』と呼びます


◆灯籠の仕掛け

 町が近代化に連れて電線などのインフラが整備されてくると、大型化した屋台、山車行事は運行が難しくなる。

そのおかげで姿を消した昔ながらの屋台行事も多いが、能代役七夕は屋台に工夫することでこの問題をクリアした。

 市内各道路を運行中、電線に干渉せぬようシャチ飾りが可動するギミックがある。

このシャチは運行2日目に取り外され、最後に米代川でシャチ流しが行われる。


◆風俗問状答

 江戸時代の「秋田風俗問状答」には眠流しと記され、高さ12mにも及ぶ趣を凝らした屋台人形がことに華やか、とある。

挿絵では神輿のように人が担ぐ形態で描かれる。


 狭い町内を文字通り所せましと運行するので場所によっては屋台にかなり近く、

迫力がありました。

 

 頭にボトボトと何か落ちてくると思ったら、街路樹のマツボックリがシャチホコに干渉して落ちてきてました。

結構痛かったです。



◆アクセス

  • 駐車場:あり(能代市役所駐車場)
  • 案内板:なし
  • トイレ:なし
  • 備考:巡行路交通規制あり

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取材日:2018/08/07