いしづくりごじゅうのとう
大仙市大曲丸の内町
最終更新:2024/1/22
かつて確かに存在したであろう人の名を
誰も由来は知らずとも
⊞ 秋田県指定有形文化財(建造物) 石造五重塔一基
- 指定日:昭和31年5月21日
- 所有者:大曲 八幡神社
- 高さ:3.2m
五層の笠からなり初層(塔身)の中央月輪の左右には
- 右:【右志】為虎王丸
- 中央:月輪中種子 〇ア
- 左:【 】元亨三年七月五日 敬白
…とあり、その左右側面に月輪を刻み、種子(アク、アー)を刻んでいる。
石質あ塔身が流紋岩、その他は凝灰岩である。
この塔は本県唯一の紀年銘「元亨三年七月五日」(1323)を有し、種子の書体と塔の形式共に鎌倉期の典型的なものである。
(説明板より)
この五重塔は寛政末から享和の初め(1800~)頃、付近の土中より掘り出した。
八幡神社の社地に通路を作るので、土屋館町(どやだてまち)の人たちが大勢集まり、このあたりの土を掘りかえした時、小塚の中の盛り土の中から出たのを組み立てたものだという。その際、木履歯牙、太刀等も出土した。
別名『虎王丸塔』と呼ばれているが、虎王丸なる人物については未詳の部分が多い。
『虎王丸』なる人物については今もって不明。何者だったのか…
📍 標柱 表記データ
標柱は撤去済み。
近年説明板が設置され、真澄の図絵とともに解説がされている。
◆八幡神社 由緒
- 創建:室町時代
- 御祭神:誉田別大神、仲姫大神、大帯大神
- 例祭日:旧暦5月25日
- 由緒:大曲城の鎮護とされる
Twitter雑葉集
大仙市大曲訪問記⑰
— 嶋白(とうはく) (@Touhaku7761) October 10, 2022
「八幡神社」
石造五重塔のすぐ横に大きな木が立っている。巨大なモミの木で、高さ45m、樹齢600年とのこと。なんと長寿なんだろう。この地に暮らす人々の様子や戦なんかを見てきたんだろうか。長生きはしたいけど600年はキツイかも…神社に参拝し川に戻る。🌳⛩🙏 pic.twitter.com/fGOTF8PD27
大仙市大曲訪問記⑯
— 嶋白(とうはく) (@Touhaku7761) October 10, 2022
「八幡神社」
丸子川の側に八幡神社を発見。境内に「石造五重塔(せきぞうごじゅうのとう)」があった。元亨3年(1323年)鎌倉時代末期、虎王丸という人物が建造。高さ3.2m。江戸時代(1800年頃)に土中から掘り出され、組み立てられたらしい。埋めることで石塔を守ったのかな? pic.twitter.com/Jj81bzIcCd
今日の昼、藤田浩士が頻繁に上がり続けている花火の正体、丸の内八幡神社を緊急レポート。その頃、根田朋子は角館観光スポットの取材ロケ(近日放送乞うご期待)。そして福原は大曲駅テロ対策訓練取材。局は誰もいない、これぞ放送局のあるべき姿だよな〜机で番組は作れねっすから #FMはなび #大仙市 pic.twitter.com/SvgtXaWKMq
— FMはなび (@fmhanabi) June 24, 2021
〈ツキのわ的所感〉
— ツキのわ@史跡・旧街道巡り (@tsukinowakuma90) March 26, 2022
八幡神社は社殿こそこぢんまりとしていますが、参道が100m程と比較的長い上にすぐ両脇に民家があるため、境内が非常に細長いのが特徴です。
参道には庚申塔など、多数の石碑が並んでいたり、馬の神様が祀られているお堂があったりと、これまでにない特異な雰囲気の神社でした。 pic.twitter.com/9dtdpW0ZJA
I'm at 大曲八幡神社 in 大仙市 https://t.co/Ijn2wBKOyZ pic.twitter.com/z5nIAANj7a
— にったくん (@monsterdriver) March 3, 2019
COMING SOON・・・
アクセス
- 駐車場:なし
- 案内板:なし
- トイレ:なし
関連リンク
◆参考文献
・菅江真澄全集
/
・菅江真澄遊覧記第2巻
/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳
・真澄紀行/菅江真澄資料センター
・各種標柱・説明板
取材日:2016/5/30
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