本草学


本草学

【ほんぞうがく】

【学問】

引用:国立国会図書館 大和本草
引用:国立国会図書館 大和本草

 元は中国の薬物学。

薬用とする植物・動物・鉱物の形態・産地・効能などを研究する学問。 
 17世紀頃に『本草網目』日本に輸入され国産植物の研究が進んだ。本草学者の第一人者である貝原篤信(益軒)が著した『大和本草(全16巻、付録有)』は植物の図録が豊富に収録され史料性が高い。
引用:国立国会図書館 大和本草 表紙
引用:国立国会図書館 大和本草 表紙
 菅江真澄は若かりし頃に尾張(愛知県西部)で丹羽嘉言から本草学を学ぶ。
それゆえか真澄の図絵の中でも草花のスケッチの割合は多い。

 

本草学は真澄の専門知識の一つであり、寛政7年(1795)に津軽領に逗留した時にこの能力を買われ、藩の採薬事業を手伝っている。

関連リンク

◆収録資料

国立国会図書館デジタルコレクション

・大和草本

・真澄紀行/菅江真澄資料センター


最終更新:2023/3/7