道祖神


道祖神

【どうそじん】

【民間信仰】

酒蒔村(湯沢市)
酒蒔村(湯沢市)

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集落のはずれ、道の辻や脇に建つ石神、あるいはそれに類推される像の総称。
関東地方では『ドウロクジン(道陸神、道六神)』ともよばれている。古くは塞大神(サヤノオオカミ)・道神・衢神(チマタノカミ)などと書かれている。

 多くは『塞の神(サエノカミ)』がそれに当たるが、『庚申塔』『馬頭観音』『猿田彦』『双体道祖神』『人形道祖神』らも道祖神にカテゴライズされる場合もある。

 の神話における『岐神(フナドノカミ)』がモチーフともされている。
この岐神を後世になって村境や峠などに奉祀して、疫病や災厄を村に入れないようにさえぎる境神とし、また中国の旅行の神、道神の信仰とも結び付いてきたりして独自の民間信仰が完成した。 

 秋田では特に塞の神と人形道祖神が多い地域柄なので、それらを指して『道祖神』
と呼ばれる事が多い。

関連アーカイブ


◆参考文献

・日本の神様読み解き辞典/川口謙二 編著

・人形道祖神 境界線の原像/神野善治 著

・民俗撰書vol.4 石 伝説と信仰/長山幹丸 著

・各種説明板・標柱


最終更新:2024/3/18