ドント焼き/左義長


ドント焼き/左義長

【どんとやき/さぎちょう】

【習俗】


火祭り
なまはげ柴灯まつり(男鹿市)
なまはげ柴灯まつり(男鹿市)

 小正月を中心に行われる火祭り。

地方によっては『せいと焼き』『オンベ焼き』『ホッケンギョ』などとも呼ばれる。


正月の松飾りを各戸から集めて、神社の境内、道祖神のそばや河原などで小正月最終日付近に焼くのが一般的である。

 

上郷の小正月行事(にかほ市)
上郷の小正月行事(にかほ市)

  またこの残り火になどを焼いて食す風習も見られる。

 木や竹を柱としてその周りに松飾りを積み上げるものや、木や藁で小屋をつくって子供たちがその中で飲食をしてから火を放つものなど多様である。

 

 『秋田風俗問状答』には勢いよく燃える左義長の図絵が差し込まれている。


関連リンク

◆参考文献

・日本の神様読み解き事典/川口謙二 著

・秋田風俗問状答/金森正也 翻刻

/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳

国立国会図書館デジタルコレクション

風俗問状答

・真澄紀行/菅江真澄資料センター
・各種説明板


最終更新:2024/3/6