東夷


東夷

【あずまえびす(とうい)】

【言語】


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 東夷(とうい)は、周代及びその後の中国東方の異民族の総称で、四夷の一つである。夷(い)。

「夷」という漢字は「大」(人の象形)と「弓」(「己」、縄の象形)と書いて、好戦的な民族として、蔑んだ意味合いを込めている。

 本来は古代中国の東に位置する山東省あたりの人々に対する呼び名であったが、秦以降は朝鮮半島・日本列島などに住む異民族を指すようになった。後に日本でも異民族を意味する「エビス」という語と一体化し、朝廷(京)から見て東国や蝦夷の人々のことを「東夷(あずまえびす・とうい)」「夷(い・えびす)」と呼んだ。


 日本では「夷」をえびす、えみし、ころす、たいらげる、と訓読させた。「蝦夷(えみし、えびす、えぞ)」や「東夷(あずまえびす)」などにその用法が見られる。また都から遠くはなれた未開の土地(田舎)の風俗をさす夷曲(ひなぶり)として、上代の歌謡の一種、あるいは田舎風の詩歌、狂歌として表現した。


日本書紀』では景行天皇条に武内宿禰が北陸及び東方諸国を視察した際の記述として「東の夷の中に、日高見国有り。その国の人、男女並に椎結け身を文けて、人となり勇みこわし。是をすべて蝦夷という」とある。また荒々しい武士、情を理解しない荒っぽい人、風情が無く、教養・文化に欠ける人、特に東国の武士を京都の人から見て「あずまえびす」「えびす」と呼称した。


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◆参考書籍


最終更新:2023/3/14