アオヤジロ


アオヤジロ

【あおやじろ】

【植物】

藤里町粕毛に生育するアオヤジロ
藤里町粕毛に生育するアオヤジロ

 秋田杉の変異種。
通常よりも葉針が黄金色をしており、香りが独特ゆえ杉材は古くから酒樽として珍重された。繁殖力が弱く稀少。
漢字で書くと『蒼弥白』。
昭和60年、町の天然記念物に指定さる。
アオヤジロの幼木
アオヤジロの幼木
 菅江真澄は藤里町に来訪した時にアオヤジロについて記録する。曰く、
「蒼弥白といふ杉の露を採りて香とし、その音のいや高ければ、飽田椙(秋田杉)の名も世にかぐはしう、かほり充たり」

関連リンク

◆参考書籍

・菅江真澄全集第

・菅江真澄遊覧記第 巻

/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳

国立国会図書館デジタルコレクション

・秋田叢書 巻

・真澄紀行/菅江真澄資料センター
・各種標柱・説明板


最終更新:2024/3/2