唐松神社


からまつじんじゃ

大仙市協和境下台

 

最終更新:2024/1/16

縁結び、授子、安産祈願の御利益があるとして

人気の神社です。


🖌菅江真澄の道

真澄記:

 『堺邑』の項に唐松神社の由緒を記録。

見出し

真澄記:

 唐松神社の由緒を記録。

⊞ 真澄記・伝承

 かつては唐松山頂にあり、麓を通る旅人は必ず下馬して拝むしきたりがあったが、時の藩主が破ったため 神罰が下り落馬した。激怒した藩主が神社を現在の地へ移したという。

標柱
📍[コラム] 標柱表記データ

前:菅江真澄の道  唐松神社

横:文政九年(一八二六)春

唐松神社の由緒を記録  《月の出羽路仙北郡》

御社は日々に栄え、としごとに

  賑ひまさりてまうづる人うちむれたり

後:平成二年  仙北郡連合青年会


◆唐松神社 由緒

  • 康平癸卯6年(1063)八幡太郎義家由来
  • 御祭神:息長足姫(神功皇后)
  • 例祭日:5月3日
  • 神事:蛇頭神楽
  • 御利益:子宝・安産祈願
  • 通称:境の唐松さま

 参道を奥に本殿があります。

元来、神社は階段を上って高台に建立されてるものが多いですが、この唐松神社は

階段を下った場所に位置しています。

 

  • 御祭神の神功皇后は子授け、子育ての神で、婚夫婦や出産を控えた妊婦が多く参拝します。
唐松神社由緒(説明板より)

  • 秋田県指定有形文化財(建造物)
    唐松神社奥殿 一棟 昭和48年12月11日指定
  • 御祭神
    息長足姫(オキナガタリヒメ)(神功皇后)。子授け、子育ての神
  • 有形文化財(工芸)
    木像獅子頭 一頭 昭和50年4月10日指定
  • 唐松神社奥殿
     唐松神社は古くから女性の信仰を集め、延宝年間(1673-80)山頂より現在地に移建された。
    拝殿の中に置かれている奥殿は、一間社流作(ながれづくり)、屋根は柿葺(こけらぶき)で、四隅には丸柱を用い、 三方に高欄付きの廻し縁、正面に六段の階段をつけている。
    この建物は、斗拱や軸部などの構造技法、簡素ながら優美な装飾などから、室町末期の建造と考えられる。
  • 唐松神社のスギ並木
    唐松神社の二の鳥居から社殿にいたる参道の両側にあり、 推定樹齢約300年、樹高45m、最大のものは目通り幹囲4,3mである。
物部文書について

  唐松神社に伝わる古文書とのことだが、物議が多く大いに取材が必要っぽいです。 もっと勉強します。


◆境内スポット

●天日宮

 周りが堀に囲まれた拝殿は「天日宮(あめのひのみや)」と言って、「玉鉾の石」という石が祀られています。

なでると御利益あるそうです。かなり珍しい景観の神社ですね。


●羽州街道 御本陣跡


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アクセス

  • 駐車場:あり
  • 案内板:あり
  • トイレ:あり
  • 備考:少し距離を置いたところに舞楽殿もあります。

関連リンク


◆参考文献

国立国会図書館デジタルコレクション

秋田叢書8巻

・真澄紀行/菅江真澄資料センター

・秋田物部文書伝承/進藤孝一 著
・各種説明板


取材日:2016/08/03

2021/03/19

2022/12/20